好きでもない勉強(宿題)を強制された場合の弊害
好きでもない勉強ばかりを強制されて育った場合、大人になってから以下のような弊害が表れることがあります。
1. 主体性の欠如
常に「やらされる」勉強をしてきた子どもは、自分で考えて行動する習慣が育ちにくくなります。大人になってからも指示待ちになり、自分の意思で何かを決めることが苦手になることがあります。
2. 学ぶことへの拒絶感
勉強=苦痛と刷り込まれてしまうと、大人になってから新しい知識やスキルを学ぶことに対して抵抗を感じるようになります。社会に出てからも学び続ける力が必要な時代に、自己成長を妨げる要因となることがあります。
3. 創造力や柔軟性の低下
詰め込み教育ばかりで「考える」「工夫する」「試行錯誤する」経験が不足すると、創造的な発想や柔軟な思考が育ちにくくなります。その結果、問題解決能力や新しいアイデアを生み出す力が乏しくなり、仕事や人生の選択肢が狭まることがあります。
4. 精神的なストレスや燃え尽き症候群
子どもの頃から勉強に対してプレッシャーをかけられ続けると、大人になってから「努力=苦痛」と感じ、何かに打ち込むこと自体がストレスになりがちです。結果として、仕事や自己成長に対して意欲を持ちづらくなったり、燃え尽きてしまったりすることがあります。
5. 自己肯定感の低下
「勉強ができること=価値がある」と教え込まれた子どもは、学業以外の分野で自分の価値を見出しにくくなります。大人になってから仕事や家庭、趣味などで自分の得意を活かせる場面でも、「これは勉強じゃないから意味がない」と感じ、自信を持ちにくくなることがあります。
6. 社会性や対人関係の問題
勉強ばかりに時間を取られ、遊びや友人との関わりが少なかった子どもは、大人になってから人間関係を築くのが苦手になることがあります。特に、対話や交渉、共感力を必要とする場面で苦労することが多くなります。
7. 好奇心や探求心の低下
本来、子どもは好奇心旺盛で、自分の興味のあることを追求することで学ぶ楽しさを知ります。しかし、興味のない勉強ばかりを押し付けられると、「学ぶこと=義務」となり、知的好奇心が育ちにくくなります。その結果、新しいことに挑戦する意欲や、未知の世界を探求する気持ちが乏しくなることがあります。
勉強は大切ですが、子ども自身の興味や主体性を無視して「とにかくやれ」と強制することには非常に大きなリスクがあります。おひさまのような学校と家庭の中間の場で、「自分で考え、選び、実行する力」を育てることが、長い目で見て大人になったときの生きる力につながります。
では、なぜおひさまに来ると「やっておこう」と考えるようになるのでしょう?
「やらされる勉強」ではなく、「やっておこう」という気持ちを育む。
おひさまでは、勉強を強制しません。
でも、子どもたちは自然と 「勉強しておこう!」 という気持ちになります。
なぜでしょう?
それは、おひさまが 「やらされる場所」ではなく、「自分で決める場所」 であることを子どもに繰り返し伝えているからです。
「やりなさい」と言われるのではなく、「やっておいた方がいいかも」と自分で考える環境があります。
宿題をすぐやる理由 こちらにもまとめています。
管理統制しなくても、子どもが自分のことを自分で決め、実行できるようになります。
✅ 宿題をやるタイミングも自分で考える。
✅ 「やらされる勉強」ではなく、「やっておく勉強」に変わる。
✅ 自分で決めたことだから、責任を持って行動できる。
毎日毎日数分の「宿題」も「自分で決めて、実行する」この小さな決断を毎日「継続する力」こそが、未来を生き抜くための本当の力。
「勉強しなさい」よりも大切なこと
子どもが「勉強をやる必要性」を感じるために、一番大切なのは 「勉強しなさい」と言うことではありません。
必要なのは、次の3つの力を育てることです。
✅ 自分を好きになること
➡ 自分に自信がないと、「どうせやっても無駄」と思ってしまう。
➡ 「できた!」という小さな成功体験を積み重ねることで、「もっとやってみよう」という気持ちが生まれる。
✅ 自分に一生懸命になること
➡ 「やらされる勉強」ではなく、「自分のための勉強」にすることが大切。
➡ 「これをやっておくと、できることが増える」と思えれば、自分から学びたくなる。
✅ 自分の将来に可能性を感じること
➡ 「何のために勉強するのか」が分かれば、勉強に意味を見いだせる。
➡ 「こんなことができるようになりたい!」と思えれば、勉強が「目標への手段」に変わる。
おひさまでは、この3つの力を大切にしています。
勉強を「やらなければならないもの」ではなく、「やっておいた方がいいもの」に変える。
それが、おひさまの環境です。
子どもたちの変化
おひさまに通い始めたばかりの子どもたちは、最初は宿題に取り組むことを面倒に感じたり、なかなか手をつけなかったりする姿が見られます。しかし、スタッフの声かけや周囲の環境に少しずつ慣れる中で、数週間から数ヶ月かけて、自発的に宿題に取り組むようになっていきます。
最近では、「すぐ宿題やったほうがいっぱい遊べるよ!」「やることやっちゃえばスッキリするよね!」と、子どもたち同士で声を掛け合う姿も見られるようになりました。こうした変化からは、ただ宿題をするだけでなく、時間の使い方や気持ちの整理、自主性や思いやりといった成長の芽も感じられます。


