「時間」「学力」「生活」「心の余裕」そして「その子らしさ」にも。 自立を目指すすべての親子に寄り添う、バランスのとれた放課後支援
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「うちの子、言葉がちょっと荒れてきた?」〜もしかしたら「読書」で改善できるかもしれません〜

「狭っ」
「ガン見してた」
「その細い目」

ある日、子どもたちを送迎していたときの、何気ないやり取りです。
その場にいたスタッフも、ちょっとびっくりするような言葉遣いに、思わず苦笑い…。

特に悪気があるわけではないのはわかっています。
でも、最近ちょっと、子どもたちの言葉が乱れてきたなぁと、私たちスタッフも感じています。


■ あれ?最近、読書のお稽古やってなかったかも…

近頃子どもたちは声をかけないと読書お稽古をしませんでした。声をかけてもやろうとはしないので、そのままにして様子を見ることにしました。

5日くらい読書のお稽古をしないでいると、言葉遣いを意識しなくなってきます。
読書の時間はたった1分だけれど、ただ“本を読む”だけじゃない。
そこから知識を得たり、言葉を味わったり、気持ちを表現する練習になったりする。
とても大切な「心の下ごしらえ」の時間なんですよね。


■ 言葉は、子どもの心を写す鏡

子どもがどんな言葉を使うかって、単なる「言い方」の問題ではありません。
✔ どんな気持ちの時に、どんな言葉を選ぶか
✔ 相手の気持ちを想像して言葉を選べるか
✔ 乱暴な言葉で誤魔化す代わりに、自分の思いを言葉にできるか

そういう「心の土台」こそが、言葉に現れてくるのです。


■ 研究が教えてくれる「読書と言葉の力」

実は、読書習慣と子どもの言葉づかい・社会性には明確な関係があります。


【研究①】

ハート&リスリー(Hart & Risley, 1995)の研究では、

幼児期に豊かな語りかけや読書経験があった子どもは、語彙力だけでなく、感情コントロールや共感力が高い傾向にあることが示されています。


【研究②】

また、Sullivan & Brown(2015) の調査では、

児童期に読書を好む子どもは、対人関係が円滑で、非攻撃的な言葉遣いをしやすい傾向があると報告されています。


つまり、本を読む時間は、子どもの心の整え方や、言葉の選び方に深く関わっているということです。


■ だからまた、読書とお稽古の時間を

おひさまでは、改めて「読書と言語化のお稽古」を、日々の活動の中に丁寧に取り入れていきます。

声に出して読む
気持ちを言葉にしてみる
他の子の感想を聞いて、自分との違いに気づく

そんな時間が、子どもたちの言葉と心を、きっと少しずつ育ててくれるはずです。


■ 最後に

「なんでそんな言い方するの?」とモヤモヤしたこと、きっと多くのお母さんも経験しているはず。
でもそれって、怒って終わりじゃなくて、**言葉を整える“きっかけ”**になるのかもしれません。

本を読むこと、言葉を感じること、そして誰かと心を通わせること。

おひさまは、子どもたちのそんな時間を、これからも大切にしていきます。

今日も一冊の本から、小さな“優しい言葉”が生まれますように。
お迎えの時間、お子さんのあたたかな笑顔がきっと待っています。


※参考文献:
・Hart, B., & Risley, T. R. (1995). Meaningful Differences in the Everyday Experience of Young American Children.
・Sullivan, A., & Brown, M. (2015). Vocabulary from adolescence to middle age. Oxford University.

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