1. 親が勉強や読書をしない
子どもは親の姿を見て育ちます。親が日常的に勉強をしたり、本を読んだりする姿を見せていなければ、子どもが自然に勉強や読書をするようにはなりません。例えば、家に本がほとんどなく、親がスマホやテレビばかりを見ている環境では、子どもは読書の習慣を身につけることは難しいでしょう。
また、親が「勉強しなさい」「本を読みなさい」と口で言っても、自分自身がしていなければ説得力がありません。子どもは親の言葉ではなく、行動を真似するものです。親が楽しそうに本を読んでいたり、学び続ける姿勢を持っていたりすれば、自然と子どもも勉強や読書に興味を持つようになります。
2. 親が勉強や読書をする意味が分からない
そもそも、親自身が勉強や読書の価値を理解していなければ、子どもにその重要性を伝えることはできません。勉強や読書が単なる義務や受験のためのものだと考えている親は、「なぜ学ぶのか」「なぜ本を読むのか」という問いに答えられません。
そうなると、子どもにとっても勉強や読書は意味のないものに感じられ、やる気を失ってしまいます。
しかし、勉強や読書は人生を豊かにするためのものです。新しい知識を得ることで視野が広がり、思考力や表現力が養われます。親自身が「学ぶことは楽しい」「本を読むことで人生が変わる」と実感し、その価値を伝えられるようになることが、子どもにとっての最高の教育となるのです。
あきらめる
その昔、ひろさちや先生(宗教評論家・仏教思想家)の講演に出かけたことがありました。
ひろさちや先生は、「明らめる」という言葉の説明をしました。
これは、物事の原因や本質を明確に理解することを意味し、単に「諦める(望みを断つ)」とは異なりますということでした。
その後、会場から「うちの子が勉強しないんです」と質問があがりました。
ひろさちや先生「あなたのお子さん?」
聴衆「はい!」
ひろさちや先生「あなたは小さい頃、勉強しましたか?」
親御さん「(即答)あ、してませんね!」
ひろさちや先生「それが明らめるということです。原因がはっきりしたでしょう?」
会場中大爆笑となりました。
このやり取りは、子どもの行動や習慣が親の影響を受けていることを示唆しています。つまり、子どもが勉強しない原因を探る際には、まず親自身の姿勢や行動を振り返ることが重要であるということがわかる象徴的なやり取りでした。
親が子どもの学習態度に悩む際、まず「明らめる」ことで問題の根本を理解し、その上で適切な対応を考えることが大切であると、ひろさちや先生は説いています。
結論
子どもに勉強や読書をさせたいのであれば、まず親自身が勉強し、読書をすることが何よりも大切です。
親が率先して学び、読書の楽しさを実感し、その姿を見せることで、子どもも自然と学ぶことへの興味を持つようになります。子どもの学習習慣は、親の姿勢と環境によって作られるのです。
子どもが「仕事をすること」に希望を抱けなくなる理由として、親の姿勢や言動が大きく影響を与えることがあります。以下に、具体的な要因を挙げます。
- 仕事に対するネガティブな発言が多い
- 毎日仕事の愚痴や不満ばかり言っていると、「仕事=つらいもの」というイメージが強くなり、将来働くことに対して前向きな気持ちを持てなくなります。
- 働くことの意義を語らない
- 仕事の愚痴は言うのに、なぜ働くのか、どんなやりがいがあるのかを子どもに伝えないと、仕事の価値や意義を理解できず、魅力を感じにくくなります。
- 疲れ切った姿ばかり見せる
- 仕事から帰宅後、親が疲れ果てて無気力な様子で過ごしていると、「働くとこうなるのか」と子どもに思われ、仕事に対して希望が持てなくなります。
- 「仕方なく働いている」という態度を見せる
- 「生活のために嫌でも働かないといけない」「仕事はつらいけど我慢するものだ」という発言や態度があると、子どもは「仕事=仕方なくやるもの」と認識してしまいます。
- お金のためだけに働いているように見える
- 「給料が少ない」「お金のために仕方なくやっている」といった話ばかりしていると、仕事の本質を見失い、夢を持ちにくくなります。
- 楽しそうに働く大人の姿を見たことがない
- 親だけでなく、周りの大人が仕事を楽しんでいる様子を見せないと、子どもは「楽しく働く未来」を想像しづらくなります。
- 「好きな仕事で生きていくのは無理」と決めつける
- 「好きなことでは食べていけない」「夢を追うより現実を見なさい」といった言葉がけをされると、子どもは最初から夢を諦めるようになります。
まとめ
子どもが将来、仕事に対して前向きな気持ちを持つためには、親自身が「仕事の楽しさや意義を感じる姿勢」を見せることが重要です。仕事の大変さを伝えることは必要ですが、それ以上に「どんなところにやりがいを感じるか」「仕事を通じて得られるもの」についても話し、バランスの取れた視点を持たせることが大切です。


