子どもが法律を学ぶ5つの意義
おひさまでは法律の知識を身に着けることが出来ます。法律の知識を毎日少しずつ学びます。また知識を身に着けるだけでなく、日常の矛盾について身に着けた法律知識を元に議論をしています。
- 法の理解と遵守
法律を学ぶことによって、子どもたちは社会のルールや法律の重要性を理解します。これにより、法を遵守することがなぜ重要なのかを理解し、良い市民としての責任を果たすことができます。 - 権利と義務の認識
法律を学ぶことで、子どもたちは自分自身や他人の権利と義務を理解する機会を得ます。自己の権利を守る方法や、他人の権利を侵害しないようにする責任について学びます。 - 社会的正義と公平性の理解
法律は社会的正義と公平性を促進するために存在します。子どもたちが法律を学ぶことで、公正な社会を築くための重要性を理解し、不正や差別に対して積極的に取り組む意識を持つようになります。 - 紛争解決能力の向上
法律を学ぶことで、子どもたちは紛争解決の方法や法的手続きについて学びます。このような知識と理解は、将来の生活や職業においても役立ちます。 - リーダーシップと責任
法律を学ぶことは、リーダーシップと責任を育む手段の1つです。法律を尊重し、遵守することは、他人を導く力と責任を持つことの象徴となります。
以上のように、子どもが法律を学ぶことには、個人としての成長だけでなく、社会的責任や公正な社会の構築に向けた貢献が期待されます。
おひさまで聴こえてきた言葉
昼食後カードゲームに興じていた子どもたちからこんな言葉が飛び出しました。
「ウザイ奴はぶっ飛ばせ」「死ね!」ふざけてゲラゲラ笑いながら言った言葉でした。
おひさまのおやくそくには ➆言葉遣いは丁寧に というものがありますが、この意味を理解していないと思ったので、読書の時間を説明と議論の時間に充てることにしました。
読書お稽古の時間に、お稽古はしなくて良いからと話し、代わりに子どももたちに話しをしました。
具体的な問いかけは「ウザイ奴はぶっ飛ばせ」「死ね」これはどうして言ってはいけないか?ということを子どもたちに問うたのです。
おひさまでは自分たちの過ごす空間を自分たちで良くしていこうとする場所であると教えているため、日頃から言葉や言葉の定義にこだわります。
今回は、「ウザイ奴はぶっ飛ばせ」「死ね」などの言葉をなぜ言ってはいけないのかということを法律的な側面から知るために、子ども六法を参照しました。
参考図書

- P44 231条 侮辱
- p38 208条 暴行
- p43 222条 脅迫
- P36 202条 自殺関与及び同意殺人
これらの罪に当たる可能性があることがわかった子どもたちに、今後どうしていくのかを議論するように促しました。
おひさまでは、法律の勉強をする理由は、言動には責任が発生するということを「認識するため」です。
| 認識できる | 認識できない |
|---|---|
| 反省することが出来る | 気を付けることが出来ない |
| 気を付ける | 人を傷つけ続ける |
「子どもだから」「法律を知らなかった」は言い訳に出来ないため、子どものうちから「なぜそれを言ってはいけないのか」「気づかずに大人になっても同じような言動をとるとどういった罪に当たるのか」を説明して認識してもらいます。
曖昧に「そんなこと言われたらいやでしょ?(嫌だと思わない子もいる)」「それは言っちゃだめだよ。(なぜダメなのかわからない)」などと言ったところで、子どもはなぜ言ってはいけないのかがわかりません。わからなければまた同じことを繰り返します。
子どもたちが議論して決めたこと
このような話を受けて、子どもたちに議論を促した結果は…
- 悪い言葉を言わないようにすることを前提にする。
- 悪い言葉や嫌な気持ちのする言葉が聴こえた場合は、誰が言った言わないではなく、みんなでその言葉について調べて、みんなで考え話し合うようにする。
- 全学年の読書お稽古に子ども六法を入れる。低学年のみんなのわからない言葉があれば、一緒に調べてあげる。
子どもたち自身も自分たちでおひさまを良い場所にしていくためには…という視点で、言葉について考え議論することが出来たようです。
議論を終えた子どもたちは一回り成長した様子が見て取れました。
子どもが法律を活かせる場面
上記のような出来事が起こったとき、子どもたちは6年生を中心に、議論を進めることが出来ました。普段から、法律について学ぶだけでなく、気持ちの伝え方、その他語彙力を身に着けているから出来たことであると考えています。そうした観点からも読書お稽古(法律含め)は重要かつ様々な場面で活用できると考えております。
- 学校や地域社会での問題解決
学校や地域社会で起こる様々な問題や紛争に対して、法的知識を活かして解決策を提案したり、関与したりすることがあります。例えば、いじめや紛争の調停、地域社会での法的問題の解決などが挙げられます。 - 自己や他者の権利を守る
法律を学んだ子どもたちは、自己や他者の権利を守るために法的手段を活用することができます。例えば、差別や不正に対して法的措置を取ることで、自己や他者の権利を守ることができます。 - 社会活動やボランティア活動
社会活動やボランティア活動に参加する際にも、法的知識は役立ちます。例えば、法律に関連した問題や課題に取り組む団体やプロジェクトに参加したり、法的手続きを適切に行ったりすることがあります。 - キャリアの選択
法律を学んだ子どもたちは、将来のキャリアの選択肢が広がります。法律家や弁護士、裁判官などの法律に関連する職業に進むことはもちろん、企業や組織の法務部門で働くなど、法律知識を活かした職業に就くことができます。 - 権利意識の啓発
法律を学んだ子どもたちは、自己や他者の権利を守るための意識を高めることができます。例えば、権利を侵害されたり、不当な扱いを受けたりした場合に、適切な法的手段を取ることができます。
以上のように、子どもが法律を活かす場面は多岐にわたります。法律の知識や理解を通じて、自己や他者の権利を守り、社会に貢献することが期待されます。


