初の稟議書
われらがおひさまキッズの小学6年生のMちゃんがおひさま初となる稟議書をあげてきてくれました!
とうとうこの日が来たか!と嬉しい気持ちになりました。

欲しい時は欲しいという
普段から何か欲しいものがあれば口にしてくださいということを伝えています。それと同時に、むやみやたらにホイホイ買うわけではないことも伝えています。それを買うと自分たちはどうなれるのかをまず話してみる。黙っていても誰もわからないし、わかってもらえないからと不満を述べても欲しいものは手に入らないことを繰り返し話してきました。
これは、子どもたちが大人になって物を購入しようとするとき、金額の大小でなく自分にとってどんな価値があるのかを判断してお金をつかうことが出来るようになるための練習と考えています。
子どもたちから「折り紙・ボンドが欲しいです!小さい子もみんなで楽しめて幸せな気持ちになれます!」と要望があれば、おひさまの予算と照らして、即断即決で購入します。購入しないときは、その理由を話します。
その代わり、買ったものは、使い方や枚数など制限せずに自由に使ってOKにしています。
判断基準は
- 皆が楽しめること
- 皆の学びになること
こんなやり取りがあるおひさまの日常ですが、1500円以上するものの購入を希望する場合、稟議書をあげるようにとのお話しをしていました。
出来るまでのプロセス
稟議書と言われて、わかる子はいないので「りんぎしょって何ですか?」ときいてくれます。支援員は普段の読書お稽古のときからわからない言葉はそのままにせず、すぐに辞書で調べるように促しています。
そのため、提案してくれた子は、まず「稟議」という言葉を辞書で調べます。言葉の読み方と意味がわかったら、次に書き方。簡単なテンプレートを紹介します。「ほしい理由」「児童のメリット」「おひさまのメリット」「どんな品なのか」について自分の言葉で書いてくるよう促します。
今回は2,980円の「カラオケマイク」の稟議書でした。
稟議書があがったら、具体的にどうしていくのかについてなどコメントを返します。
今回は歌や踊りの大好きなおひさまキッズとみんなで盛りあがりたい気持ちやおひさまの広告・広報にとのことでしたので、OKを出しました。
出来るまでのプロセスはお稽古の時間で
放課後児童クラブおひさまでは毎日読書がメインのお稽古があります。
お稽古ではどんなことをしているのか一部公開しますと、放課後児童支援員がファシリテーターを務め、子どもたちは本を読むだけでなく、読んで(読解)、考えて(思考)、発表(表現)することを短時間で繰り返していくのです。
このお稽古を繰り返していくと、わかるだけでなく実際に出来るようになり、子どもたちはどんどん自発的・積極的な言動が増えていくことになります。
能力について
様々な能力がありますが、中でも読解力・思考力・表現力は生きる上で必須の能力と考えています。
子どもは皆この能力が高いのに、普段使わないためにあまり伸びていないと感じています。
普段使わないと感じる理由は、家庭では親の言うことを聴いて暮らしていますし、学校では先生の言うことを聴いて与えられる知識を覚えて、繰り返す学習をしているからです。
学校の勉強や学習は、社会のシステムに乗って生きるには、生きやすくなるかもしれないという一部のものでしかありません。
私達はこれを人生の根幹となることとは違うと考えています。
子どもはやはり自分で決めて挑戦するという意味の生きるチカラを身に着けることが大切なことで、誰かの言うことやることをそのまま出来るようになることが優秀とは思いません。
その通りできない・やらないからと言ってダメなわけでもないのです。
それでは、何を基準に生きたら良いのかと言えば、やはり自分本位ということがキーワードとなります。
この辺のことはまた別の記事に書くとして割愛しますが。
自分を本位に置くために、おひさまでは、自分の根っこを育てるための読書をメインとしたお稽古を推奨しているのです。
読書は自分が選んで知識を入れることができます。そして、大人が思考法を少しずつ伝えていくことで、子ども自ら思考していくことが出来ます。
最後に、これが学童の最大のメリットと考えていますが、知識や思考したことをすぐ年代の異なる人たちに表明・表現することが出来ます。
変貌ぶり
おひさまの子どもたちは目覚ましい成長を見せ、その心の逞しさ・好奇心旺盛ぶり・陽転思考ぶり・挑戦意欲・失敗をもろともせず次への挑戦を考えるなど読書の効果は目を見張るものがあると肌で感じています。
この姿にやはり子どもたちに必要なのは、知識・思考・挑戦の機会と、それを導き支援する大人の存在であるということがわかります。
期間
どのくらいの期間でこれを実現できるのか?と思っている方が多いようですが、子どもは一瞬で変わり始めます。「何を目的に、何をして、どのようなやり方が効果的であるのか」がわかり、適切により良いGOALに導くことが出来れば、子どもたちはみるみる元気になって自分の意見を表明し、どんどん挑戦していくことができます。
子どもたちが挑戦すれば、失敗することもうまくいかないこともあるでしょう。
そんなときはまた「よく挑戦したね。」「次うまくいくにはどうしたら良いか一緒に考えてみる?」などと声かけをして向き合います。
今回の稟議書はこの成果なのだなと感じることが出来て大変に嬉しい気持ちがします。
子どもたちにとってもですが、おひさまスタッフや保護者の皆様にとっても居心地の良い場所を大人も子どもも皆で作っていきたいと考えています。


