読書・対話・礼節を土台に、子どもが漢検・数検・英検に挑戦したくなる環境。放課後の時間に、本物の教育を。
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子どもの自立を育てる上で、本当に大切なこと

子どもの自立について考える時、
多くの方は、

「一人でできることを増やす」
「勉強ができるようになる」
「しっかりした子になる」

という部分に目が向きます。

もちろん、それらも大切です。

ですが、おひさまで日々子どもたちと関わる中で、私たちはそれ以上に大切だと感じていることがあります。

それは、

“自分の人生を、自分の言葉で説明できること”

です。




子どもは、大人の「言葉の使い方」を見ている

先日、あるご家庭が退所されました。

最初、お母様からは、

「子どもがやめたがっている」

という理由を伺いました。

ですが、その直前まで、その子自身が、

「おひさま最高でしょ?!」

と、他のお友達に笑顔で話していたことを知っていたため、私は正直、とても驚きました。

そのことをお伝えすると、後から、

「実は、費用面が厳しかった」

というお話に変わりました。

もちろん、経済的事情が生じること自体は、何も悪いことではありません。

どのご家庭にも事情があります。

ですが、ここで私が考えさせられたのは、

“都合が悪くなった時、大人はどのように言葉を使うのか”

ということでした。




「話のすり替え」は、子どもに何を教えるのか

本当は、

「支払いが難しかった」

という話だったとしても、それが、

「子どもが嫌がった」
「子どもに合わなかった」

という形に変わると、子どもは無意識に、

“自分が理由にされた”

という感覚を持ちます。

そして、もっと大きな問題は、子どもがその姿を見て学んでしまうことです。

困った時は誰かのせいにする

本音は隠した方がいい

都合が悪くなると話を変える

自分で引き受けなくていい


こうしたコミュニケーションは、言葉にしなくても、子どもに伝わっていきます。




おひさまが「言葉」を大切にする理由

おひさまでは、

「お前」

「〜のせい」

「無理」


といった言葉を、そのままにしません。

なぜなら、言葉は単なる音ではなく、

その人の考え方や生き方を作っていくもの

だと考えているからです。

例えば、

「お前」は、相手を雑に扱う言葉になりやすいこと。
「〜のせい」は、自分で考える力を止めてしまうこと。
「無理」は、挑戦する前に心を止めてしまうこと。

そうした理由を、子どもたちにもきちんと説明します。

すると子どもたちは、

「それはダメな言葉」
「違う言い方もできるよ」
「つかわないように気をつける」

と、その場で素直に直していきます。

私は、子どもたちのそういう素直さを、本当にすごいと思っています。

大人の方が、時に意地を張ったり、自分を守ろうとしてしまうことがあります。

ですが子どもたちは、理由をきちんと伝えると、驚くほど真っ直ぐに受け止め、変わろうとします。

だからこそ、おひさまでは、

「ダメだから禁止」

ではなく、

“なぜ、その言葉を大切にしないのか”

を丁寧に伝えることを大切にしています。




自立した大人は、「自分の課題」として話せる

自立した大人は、

「今の我が家には難しかった」
「今回は優先順位を見直した」
「支払いが厳しかった」

と、自分の課題として言葉にします。

そこには、

“誰かを悪者にしない姿勢”

があります。

子どもは、大人の“正しさ”ではなく、

「どう責任を引き受けているか」

を見ています。




子どもの自立とは

子どもの自立とは、

何でも一人でできることではありません。

また、勉強ができることだけでもありません。

自分の気持ちを、自分の言葉で説明できること。
困った時に、誰かのせいにせず考えられること。
自分の選択を引き受けられること。

その積み重ねが、本当の意味での「自立」なのだと思います。

そして、その土台は、子どもだけで作られるものではありません。

まず、大人自身が、自立した姿を見せていくこと。

おひさまは、こうした姿勢を大切にして各ご家庭と関わっていきます。

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